今日は、旧古河庭園と、オマケで地震の科学館に行ってきました。
経緯 §
麦茶さんご推薦のお伽草子 第14話「東京」には、いろいろと興味深い鉄道と東京地理歴史の描写が出てきます (旧万世橋駅など)。そこで、駒込に関して、登場人物がこの駅には六義園 (りくぎえん)と旧古河庭園ぐらいしかなく誰も降りないと言っていました。
この台詞には、非常に痛いところを突かれた気分です。
なにせ、六義園と旧古河庭園といえば、行こうと思いつつまだ行っていない庭園の筆頭です。駒込で下車した記憶もありません。
というわけで、2004年11月27日に駒込で下車して、六義園に行ってみました。
しかし、まだ旧古河庭園が残されていましたので、そこに行くことに決めました。
上中里駅、初下車 §
地図を見ると、どう考えても旧古河庭園に行くには山手線駒込駅よりも、京浜東北線上中里駅の方が近そうです。
というわけで、新宿から埼京線で赤羽に出て、そこから京浜東北線で上中里駅へ。
降りてみると、駅前の商店街も見えず、高低差の多い面白い雰囲気です。
たとえば、以下の何の変哲もない写真ですが。
実は、高架は新幹線の路線であり、京浜東北線はここに見える地面の高さよりも下を走っています。つまり、この位置から見て、下にも上にも鉄道があって、その中間に掛かった橋を通って線路の向こう側に歩いていけるという、なかなか高低差と視覚トリックのある面白い地形です。
旧古川庭園 §
というわけで坂を上がってやってきました。
旧古川庭園です。
いきなり、このような石が目に入って鮮烈な印象を受けました。
そして、コンドルさん設計の建物が。いつの間にかコンドルさんの名前も覚えてしまいました。
しかし、何やら建物前で撮影が行われていました。
邪魔だな、と思いつつ、わざわざ彼らの邪魔にならないようにカメラの前を通らないように移動する気遣いをするのは矛盾行動だと思いつつ。
建物を見る §
裏手にまわって、建物のベストショットを撮影。ここは、撮影現場の裏手なので影響なし。
見上げるような構図から分かるとおり、極めて高低差の多い庭園です。
高低差の魅力こそ、この庭園が他の庭園と決定的に異なる部分だと思います。
西洋風庭園 §
上の建物写真を取った場所は、以下のような庭園になっています。
ここの何が凄いかと言えば、縁に当たる植え込みが、しっかり直角に切りそろえられているところですね。
和風庭園 §
更にその下には和風庭園がありました。
なかなか良い雰囲気ですね。
写真も多数撮りましたが、きりがないので、上の1枚で代表させておきます。
撮影する人 §
撮影する人を撮影してみました。これはメタ撮影とでも言うべき行為でしょうか?
やはり、XMLのようなメタ言語を使っていると、メタな行為に走りたくなるものです (誇張度100%)。
その他、雑感 §
建物内部を見るには事前申し込みが必要のようです。
そういう申し込みや、時間の拘束は好きではないので、中を見られないのはやむを得ないですね。
それから、建物内で喫茶コーナーを開放しているような看板が出ていましたが、どこから入れば良いのか分からなかったので、それは突っ込まないで帰ってきました。まあ、仮に分かったところで、コーヒー840円という値段を見てしまうと、腰が引けてしまいますが (汗。
御殿前遺跡 §
地図を見ると、上中里駅と旧古河庭園の途中から少しずれたところに、「地震の科学館」という施設があると書かれています。
というわけで、ちょっと寄り道してみました。
それがあるらしい場所に行くと、北区立滝野川公園という公園があり、中に土器が置かれていました。
とりあえず、これを見たというだけで、それ以上突っ込まずに地震の科学館へ。
地震の科学館 §
というわけで地震の科学館へ入ってみました。
申し込むと震度7が体験できるらしいのですが、もちろん申し込んでいないので、体験していません。ずっと歩き続けて足がふらふらだったので、可能でも体験しなかったと思いますが (汗。
これは北区の施設のようです。いろいろと地震と防災の勉強ができるような感じですが、どちらかといえば子供向けという感じでしょうか。
TVゲーム的な防災知識を問うゲームもやりましたが、立場の選択肢として「お父さん」や電車通学している「お姉さん」もあったので、大人の利用も想定しているような印象はありますが……。
ただ、建物は割と大きいものの、「地震の科学館」そのものはさほど広い施設ではないので、単に見るだけならすぐ終わってしまうでしょう。ボタンを押して説明を全て聞くとけっこう時間は掛かりそうですが。